北ドイツ放送響「ブルックナー5番」

夏は終わってしまいましたが、これからは「芸術の秋」ですね。今まで夏休みだったオペラやオーケストラの新シーズンがぼちぼち始まっています。昨日の日曜日は北ドイツ放送(NDR)交響楽団のシーズン開幕公演を聴きにハンブルクまで行きました。

音楽監督のドホナーニの指揮で、演目はシェーンベルクの「室内交響曲」とブルックナーの「交響曲第5番」。特にブルックナーはこのオケの十八番とも言えるので、これを聴き逃す手はないでしょう。

日曜は朝7時にブレーマーハーフェンのお家を出て汽車に乗ったのですが、なんと工事中とかで途中のブクステフーデという街(村?)で降ろされてしまいました。次の汽車を待つしかないのですが、どうやらハンブルク到着がギリギリになりそう。1曲目は諦めるか…

しかし待てど暮らせど次の汽車が来ません。これではブルックナーにも間に合わないかも!仕方がないので2つ先の駅までタクシーに乗りました(ここまで行けば近郊電車があるのです)。25ユーロの思わぬ出費は痛い…

しかし余分な出費も全く惜しくない程にすばらしい演奏でした。NDRのブルックナーといえば、ギュンター・ヴァントとの演奏があまりに有名ですよね。この日の演奏は、余分な装飾を取り払って透明感のある響きを引き出しているヴァントの演奏とは雰囲気がちょっと違っていて、濃厚で重量感のある響きが印象的でした。特にこのホールはオケの響きがダイレクトに客席に届くので、1時間15分の演奏時間も忘れるほどに圧倒されっぱなしでした。

もちろんお客さんたちも大満足。NDR響の演奏会は5回目ですが、今日は初めてのスタンディングオベーションでした。シーズン開幕にふさわしい演奏会だったのではないでしょうか。
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# by primno_abyssalis | 2006-09-12 02:00

「なんちゃって寿司」再び

ハイジが1ヶ月の滞在を終えて帰国するというので、昨晩ゲストハウスでお別れパーティーが開かれました。参加者はかなり多くて15人くらい。1ヶ月間でこんなに友達ができるとは、さすが陽気なオージーだけのことはありますね。

こっちのパーティーは「一品持ち寄り」というのが基本のようです。で、ワタシは前回の成功に味をシめて、再び「なんちゃって寿司」を作ってみました。前回はミカさんがエビを提供してくれたのですが、今回はネタに乏しく、イクラ、スモークサーモン、ニシンの酢漬けのみでした。

でもこれが意外なほどに大ウケで、米4合分作った寿司があっという間になくなってしまいました。あれほど即席で作った「なんちゃって寿司」がこんなに喜んでもらえるとは感激です。

寿司を食べたついでに「日本の歌も聴きたい」というので、コンポにiPodを繋いで「井上陽水」を流してみたら、これもまた大ウケでした。
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# by primno_abyssalis | 2006-09-09 00:46

夏も終わり…

日本ではきっと残暑が厳しいことと思いますが、こちらでは夏はすっかり終わってしまいました。ここ10日間くらいは雨ばかり降っていて、気温は15℃くらいしかありません。街中ではマフラーをして歩いている人もいるくらいです。

そして今日も朝から曇り空。今にも雨が降りそうです。ああ、あの楽しかった夏はどこへ行ったのやら…

夏が終わってしまって、次の楽しみはクリスマスまで待たなければいけないそうです。聞いた話によると、9月くらいからスーパーマーケットではクリスマスグッズを売り出すそうです。そういえば3日ほど前TVを点けたら、ワムの「ラストクリスマス」が流れてました。ドイツ人、気が早いですね…。
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# by primno_abyssalis | 2006-09-01 01:33

オーバーアマガウからリンダーホーフ城へ

f0050685_0124341.jpgノイシュヴァンシュタイン城を見た後に再びバスに乗り、1時間ほどでオーバーアマガウの村に着きました。この村はかつてヨーロッパでペストが大流行した時に奇跡的に被害が少なく、それ以来村人たちは神に感謝して、10年に1度キリストの受難劇を上演するようになったそうです(ちなみに次回は2010年だそうです)。


f0050685_0131590.jpgこの村の人たちは本当に信心深いのでしょう。あちこちにイエス様やマリア様の像やフレスコ画がありました。この村は木彫りの制作でも有名なようで、店先のショーウィンドウにはイエス様誕生の場面を模った人形が置かれていました。今日はこの村のユースに泊まることにします。


f0050685_013365.jpg翌17日、朝食を食べてから街中をぶらぶら散歩しました。ここは「フレスコ画の村」としてよく知られていて、宗教的な題材の他にも、おとぎ話しの場面を描いたものもあります。これは赤ずきんちゃん。


f0050685_0135622.jpgこちらはヘンゼルとグレーテルのお話が一面に描かれています。この村に限らず、バイエルンにはフレスコ画を描いたり窓辺を花で飾ったりしている家が多くあります。旅人をあたたかく迎える気持ちが伝わってきますねー。


f0050685_0142336.jpgさてその後バスに20分ほど乗り、やはりルードヴィヒⅡ世が建てたリンダーホーフ城へ向かいます。ルイ14世を崇拝していたⅡ世は、彼にあやかろうとフランス・バロック様式で城を建てさせたそうです。城内の撮影は禁止でしたので、こちらをご覧頂けばお分かりですが、内部の装飾はとにかく金ピカ。目が痛くなります。ここで一人、ルイ14世になったつもりで夢想に耽っていたそうです。


f0050685_0144920.jpg城から少し離れたところに「ヴィーナスの洞窟」がありました。ワーグナーに心酔したⅡ世が、歌劇「タンホイザー」の場面を再現して作らせた洞窟です。池の真ん中に貝の船がありますが、Ⅱ世は一人この船に乗って、日長一日「タンホイザー」の夢想に浸っていたそうです。
肝心の政治は疎かにして、巨額の金をつぎ込んでは夢想にばかり耽る王様じゃあ、周囲の人間はたまったもんじゃないですよね。実際、Ⅱ世は退位させられて、湖で謎の死を遂げるのですが。でもそんな夢見る王様じゃなかったら、ワーグナーの一連の作品も生まれなかったわけですし、なによりこの近辺も魅力ある観光街道にならなかったでしょうから、時代というものはどう転ぶか分からないものですね。

そしてオーバーアマガウの駅から電車に乗り、翌朝ブレーマーハーフェンに戻ってきました。あまりに楽しい旅行だったので頭がぼーっとして、いまだに仕事がはかどりません。ルードヴィヒⅡ世の亡霊が取り憑いたか…?
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# by primno_abyssalis | 2006-08-26 00:20

ノイシュヴァンシュタイン城へ

翌16日はガルミッシュ・パルテンキルヘン駅前にてM君と別れて、バスに乗ってフュッセンに向かいました。目的はもちろんノイシュヴァンシュタイン城。やはりバイエルンに来たからにはこれを見なければいけません。日本に来て富士山を見ないようなものでしょう(?)。

ひとまずフュッセンの駅に行って荷物を預けて、さらにバスに乗って城の近くのホーエンシュヴァンガウという村に向かいます。ガイドブックではバスで約8分と書いてあるのですが、駐車場が混雑しているためか付近の道路は大渋滞。30分もかかってしまいました。人気のある観光地はどこの国も同じようなもので…。

やっと城の下まで着いて、さて入場券を買おうかと思ったら、またも長蛇の列!入場券買うのになんと20分待ち!さらに城に入る手前でも待たされるらしいです。うひゃーこれは勘弁、という訳で中に入るのは諦めて、外から見て堪能することにしました。

f0050685_18381225.jpgさらに坂道を登ること20分、マリエン橋まで来ると、目の前にどーんとノイシュヴァンシュタイン城が現れました。おとぎの国のような景色とはこのことですね。かつての城主、ルードヴィヒⅡ世もこうしてしばし(いつも?)現実を忘れて、夢想の世界に浸っていたのでしょうね。


f0050685_18384827.jpg観光客の多くがマリエン橋で写真を撮って満足して引き返していたのですが、橋の先にハイキングコースがあったので、少し登ってみたところ、途中いくつか城を見下ろせる開けた場所がありました。別のアングルから見ると雰囲気が違ってさらに楽しめますね。


さて城を外から堪能した後は、再びバスに乗って最後の目的地、「フレスコ画の村」オーバーアマガウに向かいます。

…余談ですが、以前NHK-BSで宝塚を放送していたのですが、演目がなんと「ルードヴィヒⅡ世」。劇中にはワーグナーの音楽が挿入されていて、なかなか面白かったですよ。ご覧になった方いらっしゃいます?
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# by primno_abyssalis | 2006-08-24 18:39

ユースで出会った音楽家

ツークシュピッツェを降りた後に、昨日と同じユースに帰ってきました。同室には日本人の方がいます。せっかくですから、と言うわけで一緒に晩ご飯食べてビール飲んで、他愛もない世間話などをしている内に、彼がどうやら音楽関係者であることが分かってきました。

さらに訊いてみると、彼はM君といって、今年芸大を卒業したコントラバス弾きだそうです。夏休みを利用して、バイエルン放送響にいる先生のレッスンを受けにミュンヘンまで来ているそうです。日本では主に都響や東フィルの演奏会に出演しているそうです。

えーっ!都響!?実は都響には私の中学時代からの友人が在籍していて、千葉に住んでいた頃は演奏会に足繁く通っていました。それじゃあ5月のニールセンの本番にも乗ってたの?「乗ってましたよー」なんと!以前にも彼を見かけていたとは。そしてドイツのこんな片田舎で再び会うとは。世界は本当に狭いですね…。

M君は2年前にPMFにも参加したことがあるというので、北海道ネタでも盛り上がってしまいました。本場ドイツの音楽にかなり刺激を受けたようで、できれば来年フランクフルトの音大に入って、もっと勉強して、いつかドイツのオケで弾きたい!と夢を熱く語ってくれました。M君の熱い想いには私もかなり刺激を受けました。もっと頑張って研究せねば!

…って、今日もだらだらとブログを更新してしまいました…。

ツークシュピッツェがあまりにきれいだったので、もう一枚写真を。頂上から少し降りたところに教会がありました。ドイツで一番高いところにある教会かも。
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# by primno_abyssalis | 2006-08-23 23:52

ドイツ最高峰制覇!

ミュンヘンで手痛い目に遭った後に、さらに電車に乗ってガルミッシュ・パルテンキルヘンの街に着きました。ここからさらに20分ほどバスに乗って今夜泊まるユースへ。去年改装されたばかりの、かなり設備の整ったユースでした。6人部屋ですが宿泊客は私一人のようです。例の一件で結構ぐったりしたので、早めに寝ることにしました。天気も回復傾向のようで、明日の山登りが楽しみです。

f0050685_2003183.jpg翌15日は朝から気持ちよく晴れました。さて今日はいよいよドイツ最高峰のツークシュピッツェを目指します。再びバスに乗って駅まで行って、ここから登山電車に乗り換えます。2本のレールの中央にもう1本レールがあって、そこに歯車を噛み合わせて走る「アプト式」というタイプの電車です。かなり急な斜面を登ります。


f0050685_2011269.jpg途中アイプ湖という駅で降りて、ここからロープウェイに乗り換えます。さあ、目指すはあの雲の上の頂上!
ロープウェイからの景色は、岩壁が眼前に迫ってかなり見応えがあります。高いところが苦手な人にはちょっと怖いかも知れませんが。ちなみに私は高いところは大好きです。バカと煙は高いところに昇る…


f0050685_2015088.jpg15分ほどで標高2964mの頂上に着きました。遠くアルプス山脈までくっきりときれいに見渡せます。ガスがかかってしまうことが多いらしいですが、今日は本当に運が良かった!雪がかなり残っていることからも分るように、かなり寒くて気温はほぼ0度。でも中にはTシャツ1枚でがんばっている人もいました。


f0050685_2022723.jpgもっとも、本当の頂上は展望台から少し離れたところにあるこちらです。周囲は急峻な岩場で、しかも積雪があるので、しっかりした装備がないと近づけません。一度立ってみたい…。


f0050685_203869.jpgさて山頂からの景色を堪能した後、ふたたびロープウェイと電車でアイプ湖まで戻ります。ここもかなり透きとおっていてきれいな湖です。湖畔にハイキングコースがあったので、2時間かけてぐるりと1周してきました。山と森と湖…うーんこの美しさを写真で表せないのが残念です。付近は本当に静かで、しばし湖畔でぼーっとしていました。
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# by primno_abyssalis | 2006-08-22 20:11

ビールを飲むのも楽じゃない!~ミュンヘン

f0050685_19283926.jpgベルヒテスガーデンに1泊した翌14日、朝から小雨がぱらついていました。今日はガルミッシュ・パルテンキルヘンまで電車で移動するのですが、せっかくの機会ですので途中ミュンヘンに立ち寄ることにしました。12時少し前に市庁舎前に着いた時には晴れ間ものぞいていました。「からくり時計」を見ようと、多くの観光客が集まっていました。


ミュンヘンといえば何といってもビール!ここには「ホーフブロイ」という、世界のビアホールの総本山のような所があります。ビール好きにはこれを見逃すわけにはいきません。

f0050685_19292451.jpg中はとにかく広いです。日本のビアホールの代表格「銀座ライオン」の3倍はあるでしょうか。かなり活気があって賑やかです。あちこちで「プロースト!」の声があがっています。ステージ上ではブラスバンドがバイエルン民謡を演奏しています。こんなところでビール飲んだらさぞかしおいしでしょうね。雰囲気はもう最高!


しかし客あしらいは最悪!席について注文を頼もうとしても「ちょっと待ってねー、忙しいから」と言われるばかり。かれこれ30分くらい過ぎてやっと「さて、何にする?」と注文を取りに来てくれました。はあ~、何頼むか忘れちゃったよ…。

f0050685_1930419.jpgさてここからも大変。待てど暮らせどビールは来ません。さらに30分ほど過ぎてようやくビールが運ばれて来ました。もうビール飲む前から疲れ果ててしまいました…。相席になったイタリア人一家もなかなか注文を取りに来てもらえず、とうとう我慢できずに帰ってしまいました。帰り際、「アナタは諦めちゃだめよ。グットラック!」と言われたので、ここで弱音を吐くわけにはいきません。


ビールは来たものの、今度は食べ物が一向に来る気配がありません。席に着いてからすでに1時間半以上経っています。ウェイトレスのお姉さんに、ねぇーおいらの食い物まだー?と訊いてみたのですが、「あー、アンタ何頼んだのか忘れちゃったわよ。とりあえず先にビールのお会計済ませてちょうだい。食べ物はアッチのおじさんに頼んでね。待ちきれなかったら帰っていいわよ」と信じられない返事が!

一体この店は商売する気があるのでしょうか!?シャイセー!もう帰ってやる!!と思ったのですが、あのイタリア人一家の励ましを無駄にする訳にはいきません。意を決しておじさんに食べ物を注文し直しました。うわーこのおじさんも要領悪そう。ちゃんと来るかな?
そしてさらに30分後、やっと食べ物が運ばれて来ました。ビールはすっかり気が抜けてぬるくなっています。もうどんな味がしたか全く覚えていません。ビール1杯飲むのにこんなに苦労するとは…。

しかしよく考えてみると、今日は夏休みの真っ只中。店内は昼過ぎと言えども超満員でしたし、きっと従業員の多くも夏休みをとっているので人手が足りなかったのでしょう。こういう書き入れ時にこそ人手を増やして回転をよくするのが日本では普通ですが、敢えて「みんなが休んでいるときには休む」という辺り、いかにもドイツ的というか…。

今回はかなり手痛い目に遭いましたが、観光シーズンのようなピーク時を外して行けば、店内の雰囲気はいかにも「こてこてドイツ」という感じですし、かなり楽しめるのではないかと思います。でも私はもうたくさんです…。
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# by primno_abyssalis | 2006-08-21 19:32

ベルヒテスガーデンからケーニヒス湖へ

演奏会の翌日13日は朝から気持ちのよい晴天でした。ザルツブルク駅前からバスに乗り、国境を越えてドイツのベルヒテスガーデンという街に向かいます。もっとも、EU内の移動はパスポート不要ですので、ちょっと隣町まで、という感覚です。

f0050685_0414146.jpgベルヒテスガーデン駅からさらに10分ほどバスに乗り、ケーニヒス湖に到着しました。岩山に囲まれた静かな湖です。湖水もどこまでも透きとおっています。ここから遊覧船に乗ったのですが、静かな環境を壊さないように、エンジン音が全くしない設計になっています。携帯電話の電源もOFFにします。


f0050685_0422587.jpg湖の真ん中あたりまで来たときに、船頭さんがおもむろにラッパを取り出して吹き始めました。するとあらあら不思議、実際に吹いた音よりもかなりきれいな響きになってこだまが返ってくるではありませんか。「僕は下手ですが、こだまは僕よりもずっと上手です」って言ってました。お客さんはもう大喜び。


f0050685_0425687.jpg1時間ほど船に乗ると、聖バルトローメ僧院が見えてきました。赤い屋根がかわいらしいですね。ここで船を下りて、さらにハイキングコースを1時間ほど歩きます。そこで待っていたものは…


f0050685_0434168.jpgご覧くださいこの絶景!岩山が眼前に迫って、遠近感がマヒしそうです。右下の白く見える部分は雪渓です。北ドイツに引っ越してきて、平坦な景色しか見たことがなかったのですが、これは圧倒的です。しかも今日は快晴。日頃の行いが良かったか?

ベルヒテスガーデンはザルツブルクからバスで50分と近いですし、観光客もそれほど多くないので、ゆっくり保養するには最高の所かもしれませんね。もう1泊すればよかった…。
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# by primno_abyssalis | 2006-08-21 00:45

ザルツブルク音楽祭

南ドイツより昨日帰って来ました。盛りだくさんの旅行でしたので、少しずつ書き進めたいと思います。

f0050685_2252953.jpgさて8月11日の朝8時にブレーマーハーフェンを出て、夕方5時にザルツブルクに着きました。9時間の電車の旅。ドイツをほぼ縦断する訳ですから時間がかかるはずです。天気は生憎の曇り空でしたが、少しの間だけ晴れ間も見えました。ホーエンザルツブルク城が夕日に映えてきれいです。明日は雨の予報。やはり日ごろの行いが悪いのか?


f0050685_2264214.jpg翌12日はやはり雨でした。11時からムーティ&ウィーンフィルの演奏会です。開演1時間前に祝祭大劇場へ到着。岩山をくりぬいて作られたホールです。玄関前に何台もリムジンが横付けされて、颯爽と日本人ご一行様が降りて来ました。やっぱりまだまだ日本もお金持ちなのですね。私は雨にぬれて歩いて来ました…。


f0050685_227851.jpgこれがホールの内部。少し広すぎる(特に横幅)印象もありますが、そこはやはり音楽祭用のホールということなので。皆さんここぞとばかりに着飾っています。和服のご婦人もちらほら。チロル風の民族衣装を着た老夫婦もいらっしゃいます。やっぱりスーツ着てきてよかったー。


f0050685_2211548.jpgこの日のプログラムはモーツァルトの「2台のピアノのための協奏曲」と交響曲第41番「ジュピター」、ファビオ・ヴァッキさんという方の現代曲の世界初演。やはりモーツァルトイヤーということで、どのプログラムもモーツァルトをメインに組まれているようです。前半の「2台のピアノの~」は、まるで息の合った「夫婦餅つき」を見ているようで、視覚的にも存分に楽しめました(実際弾いていたのは夫婦ではありませんが…)。「ジュピター」も、音楽祭という華やいだ場にぴったりの、遊び心満載の演奏だったように感じました。初めてのウィーンフィルをザルツブルクで聴けたというのは実に幸運でした。


さて、夜はモーツァルテウムホールでのハーゲン弦楽四重奏団の演奏会(やはりオール・モーツァルト)に行こうとしたのですが、ツーリストインフォメーションで貰った地図が全くのデタラメで、ようやく会場を見つけて中に入ったときには1曲目の16番がすでに始まっていました。あぁ、一番好きな曲だったのに…。気を取り直して残りの「狩」と22番を聴きました。

f0050685_2213381.jpgこの四重奏団はまだ私が学生だった頃に、函館の隣の七飯町という所に来たことがあって、実は聴くのは2回目です。その時に感じたのですが、ソリスティックな感のある第1バイオリンとチェロを前面に押し出しつつも、内声部の第2バイオリンとビオラがしっかりとイニシアチブを取っているようです。今日もその演奏スタイルは健在で、特に22番なんてこの四重奏団にピッタリの曲なのではないでしょうか?お客さんも大満足です。


さて終演後は岩山に登って夜景を見ました。大聖堂とホーエンザルツブルク城が見えます。男一人で見る夜景もなかなかいいですよ。明日はバスで国境を越え、ドイツのベルヒテスガーデンに向かいます。
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# by primno_abyssalis | 2006-08-19 22:22