水泳部入部

昨日はゲストハウスに住むポーランド人のバルテックと、ドイツ人のハンナ、ザビーネと一緒にプールに泳ぎに行きました。毎週水曜日は研究所のスタッフはタダで入れるそうです。一応、サンプリングのためのスキューバダイビングやシュノーケリングの練習、という名目で借りているらしいのですが、実際にはスタッフの「福利厚生」といったところでしょうか。

ブレーマーハーフェンには室内プール(Bad)が3ヶ所あって、Bad1は滑り台とかがあるお子様向け、Bad2はクアハウスのようなリラクゼーションプール、今回行くBad3は50mの競技用プールです。皆さん結構黙々と泳いでいます。そういえばここにいる人達ってドイツ人にしてはスリムな体型してるよなー。やっぱり水泳が効いているのでしょうか?

こんなにまじめに泳いだのはかなり久しぶりだったので、すぐにヘトヘトになってしまってプールサイドで休んでいると、バルテックが「なんだ、もうバテちまったのか?」いやぁ、オジさんはアンタらみたいに若くないから…。そしたら「水球をやろう!」と再びプールに引きずり込まれ、必死になって立ち泳ぎ(足が届かないのです)していたら、さらにバテバテになってしまいました。おかげで今日は体中筋肉痛…。

でもこれからは体を動かせる場所と言ったらプールくらいしかないので、毎週水曜日はがんばって泳ごうと思います。
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# by primno_abyssalis | 2006-10-13 01:22

朝からショスタコーヴィチ

さて日曜の朝は電車に乗ってハンブルクまでNDR響の定期演奏会に行きました。今日の演目はドミトリー・キタエンコの指揮で、ムソルグスキーの歌曲「死の歌と踊り」と、ショスタコーヴィチの交響曲第11番。実は2曲とも聴いたことがないのです…。

やはりマイナーな曲のためか、お客さんの入りは今ひとつで、7〜8割ほどでしょうか。それとも「日曜の朝っぱらからタコかよ」てな具合で敬遠した人もいたのでしょうか?

しかしお客さんの少なさとは裏腹に、2曲とも見事な演奏でした。
前半のムソルグスキーは、低音男声の曲としてはかなり重要なレパートリーのようですね。バスのミハエル・ペトレンコさんの声量には圧倒されっぱなしでした。腹の底までドスンと響いてきます。

そして2曲目のショスタコーヴィチは…いやいや、恐ろしい曲です。なんでも1905年の「血の日曜日事件」題材にした曲のようですね。目の前に血みどろの地獄絵図が見えるようです。実に緊張感にあふれた演奏でした。日曜の朝にはちょっとふさわしくありませんが…

ただ演奏中に携帯電話が2~3回鳴り出したのには残念でした。日本では電波を出して場内を圏外にしているホールが多いようですが、こちらドイツではまだ一般的ではないようですね。
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# by primno_abyssalis | 2006-10-11 01:08

ブレンデル in ブレーメン

今週末は土曜、日曜と続けてコンサートに行ってきました。いずれも素晴らしい演奏でしたので、まだ興奮が冷めません。

土曜日はブレーメンにて夜8時からアルフレート・ブレンデルのリサイタルでした。曲目は前半がハイドンのニ長調ソナタと、シューベルトのト長調ソナタ(18番)。ハイドンは軽いタッチでコミカルな演奏が印象的でした。弾き終わったあとに「どうです?ざっとこんなもんですよ」てな具合に客席を見てニッコリしていたので、客席からは笑いが起こっていました。

2曲目のシューベルトは、これを目当てに出かけたも同然の、私の大好きな曲。ブレンデルさんは御歳75ですが、実に色彩豊かな音色です。ピアノって、こんなにも沢山の音色を出す事が出来るんですね。約40分の大曲ですが、時間を忘れて引き込まれてしまいました。

休憩後の後半はモーツァルトの幻想曲ハ短調と、ロンドイ短調。かなり詩情豊かに歌わせる演奏です。「えっ、これ本当にモーツァルト?」と思ってしまうような。好き嫌いが分かれるとは思いますが、こういうコクのあるモーツァルト好きです。

そして最後はハイドンのハ長調ソナタ。1曲目もそうなんですけど、ブレンデルがハイドンを弾く時って、まるで自分の作品を弾いているように感じます。きっと並々ならぬ思い入れがあるのでしょう。プログラムの最初と最後に持ってくるあたり、そのこだわりを感じます。
そして曲の最後には再び客席を見て「今晩はいかかでした?」とばかりにニッコリ。素晴らしかったですよ!もちろん場内はスタンディングオベーションで、割れんばかりの大喝采でした。
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# by primno_abyssalis | 2006-10-09 01:22

2週間ぶりルームメイト

9月の半ばにダニエルがベルリンに戻ってからは、しばらく一人暮らしが続いていました。ダニエルは陽気で憎めないんだけど、ルームメイトとしては最悪で、掃除はしない、食器は洗わない、ヘンなガラクタを拾ってくる、部屋の鍵を忘れる、とまあ、2ヶ月間一緒に暮らして、何度もキレそうになったものです。寮の管理人さんから「お前らの部屋汚い!」をお叱りのメールも頂いてしまいました。
彼はまだ21歳らしいですが、この先まともな生活を送れるのか、とても不安です。

でも、そんなどーしようもないルームメイトでも、いざいなくなると寂しくなるものです。お家に帰っても話し相手がいないので、この2週間で明らかに語学力が落ちたな、と自分でも分かります(もともとそんなに得意じゃないのですが…)。そろそろ新しいルームメイト来ないかな~

と思っていたら、昨日ハイコ君という、博士課程の学生さんが来ました。シュトゥットガルトから車でここまで来たそうです(かなり遠いです)。ダニエルとは違い、かなり几帳面のようで、台所洗剤やトイレットペーパーまで自分用を用意しています。食器は食べ終わったらすぐに洗って、しかも台所の掃除までしてくれているので、以前のようにゴミの中で暮らす、ということにはならないでしょう。やっぱりルームメイトは綺麗好きに限りますね。

あと結構話し好きらしいので、私のくだらない話にも付き合ってくれそうです。博士論文のテーマがまだ決まってないので、結構長い滞在になりそう、って言ってました。そんな訳で、また新生活が始まったような感じです。
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# by primno_abyssalis | 2006-10-07 01:12

オクトーバーフェスト

私が北海道時代に所属していた学生オーケストラでは、毎年10月に北海道の池田町で開かれる「ワイン祭り」に行くことが恒例となっています。しかし、ワイン祭り行きは私が卒業した次の年から始まったので、実はまだ1回も行ったことがありません。結構、恨んでます。食べ物と酒の恨みは怖いのです。

「お前の住んでる所だってビール祭りがあるじゃないか」と思われるでしょう。確かに今ちょうど世界最大のビール祭りといわれる「オクトーバーフェスト」の最中です。

f0050685_0152243.jpgしかしこのお祭り、ドイツ全土で行われているのではなくて、南ドイツのバイエルン地方だけのお祭りなのです。こちら北ドイツではいつもどおり、ちまちまと飲んでいます。TVではオクトーバーフェストの「現地レポート」なるものが放送されていました。かなり盛り上がっているようです。あー、くやしー、行ってみたいー。


f0050685_016036.jpgこうなったらやけ酒しかない、と思って近所の酒屋へいってみると、なんとうれしいことに「オクトーバーフェスト・ビール」が売ってました。毎年この時期に合わせて3月に醸造されるビールです。色はピルスナーよりちょっと濃い目で、アルコール分も高くて6%あります。普段北ドイツの苦めのピルスナーに慣れていると、ずいぶんまろやかな感じがします。昨晩はこいつを飲みながら「現地レポート」の続きを見ていました。あー、やっぱり行きたかった…

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# by primno_abyssalis | 2006-10-02 00:24

浦島太郎…?

昨晩は研究仲間のミカさんの送別会でした。2年半のドイツ滞在を終え、10月の下旬に日本に帰国されるそうです。ちなみに、日本では「送別会」は送り出す方が主催しますが、ドイツでは去る方が皆を招待しなければならないのです。今日は日本人を対象にした2回目の送別会です(1回目は生物分野の人々対象でした)。あと1回、研究室全員を招待しなければならないそうです。引っ越しも楽ではない…

今日の出席者は全員日本人でしたが、その中で市立劇場のティンパニ奏者のコウジさんと、合唱団のタケシさん・カズヨさん夫妻はドイツ在住30年以上の大ベテラン。人生の半分以上を海外で過ごしているとは…。パーティーの席上、なぜか「ジャイアント馬場」の話題になって、私が「そういえば馬場さんが亡くなって、だいぶ経ちますよね」と言ったらお三方はびっくり!「えーっ、馬場さん亡くなったの?知らなかった!」

そして話が弾んで、「志村けん」の話題になったときに「志村けん、って誰?」えーっ、ご存じないのですか?荒井注が抜けた後にドリフに加入したんですよ。「へーっ、そうなんだー。荒井注がいた頃は知っているんだけどねー」

ドリフと言えば、いかりや長さんも亡くなっちゃいましたねー。「えーっ!あの人も亡くなったんだー、知らなかったよ…」

よく考えれば、インターネットなんて便利なものが普及し始めたのも、ここ10年くらいですから、昔と比べてかなり情報が入るようになったのですね。
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# by primno_abyssalis | 2006-09-26 00:02

25周年

最近朝夕はかなり冷え込むようになりましたが、昼はTシャツ1枚でも十分なくらい暑い日が続いています。日曜日はいつもお世話になっている市立劇場オーケストラのオーボエ吹き、ケージさんのコンサートに行ってきました。

市立劇場オケに就職して25周年記念のコンサートです。奥様のピアノと、ホルン、クラリネット、ファゴットの編成で、モーツァルトの五重奏曲をメインにしたプログラム。ブレーマーハーフェン在住の日本人ほぼ全員が応援に駆けつけました。日曜の朝の光の中、木管楽器の音色は実にさわやかでピッタリですね。アットホームな雰囲気の演奏会でした。

私が日本から持ってきた「のだめカンタービレ」の単行本、実は今、ケージさんのお宅にあります。結構はまっているらしいです。そういえばこの漫画、オーボエ吹きがかなり重要なキャラクターでしたっけ…
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# by primno_abyssalis | 2006-09-25 00:03

ラトル&ベルリン・フィル「復活」

ベルリン・フィルの演奏は6月にヴァルトビューネで聴きましたが、やはり本拠地のホールで、シェフの棒で聴いてみたいというのが人情というもの。そこで土曜日にベルリンのフィルハーモニーでの定期演奏会に行きました。ブレーマーハーフェンから3時間40分ほど。函館~札幌間の感覚でしょうか。

この日のプログラムは芸術監督のサイモン・ラトルの指揮で、マーラーの交響曲第2番「復活」。演奏する方にとっては総力戦ですが、聴く方にとっても大一番。3日間ほど脂っこい食べ物を控えて、体調を万全に整えました。さあどこからでもかかってこい!

フィルハーモニーはサントリーホールとよく似ている(逆ですね、サントリーがフィルハーモニーに似ている)ので、初めて来たのになんだかしっくりときます。弦の配置は向かって左から第1バイオリン、ビオラ、チェロ、第2バイオリンと少し変わっています。この日のコンサートマスターは安永徹さん。ビオラの首席も清水直子さんでしたので、日本人としてはうれしいところです。

私の乏しい文章力でこの感動はとうてい表わせませんが、あえて言わせて頂くなら…この人たちは本当に我々と同じ地球に生まれた人たちなのでしょうか?全く信じられません。人間の力でこんな響きが出せるとは。そしてその響きを作り出すラトルの想像力たるや、我々の常識をはるかに超えているのでしょう。

共演のオランダ放送合唱団も実に素晴らしい。60人ほどの、マーラーを演奏するには少ないか?と思える人数でしたが、ところがどっこい、オケがffで鳴らしているのに埋もれることもなくはっきりと聴こえてきます。アルト独唱のマグダレーナ・コージェナさんの表現力もキラリと光っていました。(ちなみに、かなりきれいな方です)

そして5楽章の最後の音が響き終わると、かなり長い静寂がおとずれました。ラトルはもちろん演奏者は全員構えたまま微動だにしません(ホルンもベルアップのまま。腕つりそう…)。その間、15秒ほどあったでしょうか。場内の空気が融け出したころに、大喝采が起こりました。こんな体験は初めてです。あの15秒間の静寂の中で、演奏者はもちろん、聴衆も含めて場内すべての人の心が一つになったのではないでしょうか?聴衆の方々はこう思ったはずです。我々もあの演奏に参加したのだと。

このような演奏に触れられることはそうないでしょう。本当に貴重な体験でした。
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# by primno_abyssalis | 2006-09-19 00:30

ハンナ・チャン&ブレーメン・フィル

いまブレーメンはMusicfestの最中で、かなり魅力的なプログラムが満載です。その中でも、ハンナ・チャンがブレーメン・フィルをバックにドヴォルザークのチェロ協奏曲を弾くというので、これは見なければ!じゃなかった、聴かなければ!

ハンナ・チャンといえばちょうど私が大学前半くらいの時に「天才美少女あらわる!」と話題になりましたっけ。プロフィールを見ると1982年生まれというので、もう24歳になるのですね。道理で私もトシをとるはずです…。

この日の指揮はネーメ・ヤルヴィのご子息のクリスチャン・ヤルヴィ。1曲目はErkinという人が書いたKöcekceという曲(何だそれは?)。バリバリの現代曲と思いきや、東欧民謡風のノリのいい曲で、かなり楽しめました。指揮のクリスチャンさん、振り終わると同時に客席に振り向いて、「今のどうだ!?」ってな感じでポーズをとるので、お客さんたちの爆笑を誘っていました。

2曲目はさあいよいよお待ちかねのハンナ・チャンの登場。うわー、すっかり大人になってる。この人、ロストロポーヴィチのお弟子さんのようですが、首根っこつかまれて聴かされる演奏(ロストロポーヴィチはどうも苦手です…)では決してなく、キレがあってハツラツとしています。それでいてかなり引き込まれます。うーん素晴らしい…。

3楽章の序奏が終わって、さあ弾き始めようと弓を振り下ろした瞬間、
ばちん!
あっ!
切れた!
演奏が止まって会場はざわざわしましたが、客席に向かって「弦が切れました!」と一言。そして客席は大喝采。事故さえ味方につけてしまうとは、やはり天才ですね。弦を張りなおして、仕切りなおしの3楽章もかなりのハイテンションで、お客さんも大満足。ますますファンになってしまいました。

さてラストはショスタコヴィッチの交響曲第6番。この曲、どうしようもない絶望感で始まるのですが、楽章が進むにつれてかなりコミカルになってきます。終楽章はクリスチャンさんの例の振り向きざまの「さあどうだ!?」で終わって、拍手よりも先に大爆笑が起こるという、実に愉快な演奏でした。ショスタコヴィッチで笑いを取るなんて、なかなか出来ませんよね?この指揮者、かなり気になる…。

ちなみにこの日の演奏会場のGlockeは、あのカラヤンも絶賛したという響きのよさで知られています。中身はいたってシンプルなシューボックス型。客席がなかったら体育館か?と思うくらいシンプルです。どこにあの響きのよさが隠されているのか不思議です。
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# by primno_abyssalis | 2006-09-16 01:21

また夏?

8月下旬からすっかり肌寒くなって、今はもう秋…と思いきや、今週はかなり気温が上がって、今日の最高気温は27℃でした。研究所の前は芝生の広場になっていて、夏の間は水着で日光浴をしている人がいたのですが、最近はすっかり見かけなくなりました。ところが今日はかなりたくさんの人が水着で寝そべっていました。皆さん、夏が名残惜しいのですねえ。

f0050685_0392985.jpg昨日チェロのレッスンを受けにブレーメンの先生宅へおじゃましたら、リンゴをたくさん貰いました。お庭で採れたそうです。日本のリンゴと比べたらかなり小ぶりで、5口くらいで食べられそうです。
そして今日研究所に行ったら、教授さんも自宅で採れたというリンゴを持ってきていました。そういえば庭付きの家にはたいていリンゴの木があったような…。これからは「芸術の秋」に加えて「食欲の秋」ですね。
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# by primno_abyssalis | 2006-09-14 00:40