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浦島太郎…?

昨晩は研究仲間のミカさんの送別会でした。2年半のドイツ滞在を終え、10月の下旬に日本に帰国されるそうです。ちなみに、日本では「送別会」は送り出す方が主催しますが、ドイツでは去る方が皆を招待しなければならないのです。今日は日本人を対象にした2回目の送別会です(1回目は生物分野の人々対象でした)。あと1回、研究室全員を招待しなければならないそうです。引っ越しも楽ではない…

今日の出席者は全員日本人でしたが、その中で市立劇場のティンパニ奏者のコウジさんと、合唱団のタケシさん・カズヨさん夫妻はドイツ在住30年以上の大ベテラン。人生の半分以上を海外で過ごしているとは…。パーティーの席上、なぜか「ジャイアント馬場」の話題になって、私が「そういえば馬場さんが亡くなって、だいぶ経ちますよね」と言ったらお三方はびっくり!「えーっ、馬場さん亡くなったの?知らなかった!」

そして話が弾んで、「志村けん」の話題になったときに「志村けん、って誰?」えーっ、ご存じないのですか?荒井注が抜けた後にドリフに加入したんですよ。「へーっ、そうなんだー。荒井注がいた頃は知っているんだけどねー」

ドリフと言えば、いかりや長さんも亡くなっちゃいましたねー。「えーっ!あの人も亡くなったんだー、知らなかったよ…」

よく考えれば、インターネットなんて便利なものが普及し始めたのも、ここ10年くらいですから、昔と比べてかなり情報が入るようになったのですね。
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by primno_abyssalis | 2006-09-26 00:02

25周年

最近朝夕はかなり冷え込むようになりましたが、昼はTシャツ1枚でも十分なくらい暑い日が続いています。日曜日はいつもお世話になっている市立劇場オーケストラのオーボエ吹き、ケージさんのコンサートに行ってきました。

市立劇場オケに就職して25周年記念のコンサートです。奥様のピアノと、ホルン、クラリネット、ファゴットの編成で、モーツァルトの五重奏曲をメインにしたプログラム。ブレーマーハーフェン在住の日本人ほぼ全員が応援に駆けつけました。日曜の朝の光の中、木管楽器の音色は実にさわやかでピッタリですね。アットホームな雰囲気の演奏会でした。

私が日本から持ってきた「のだめカンタービレ」の単行本、実は今、ケージさんのお宅にあります。結構はまっているらしいです。そういえばこの漫画、オーボエ吹きがかなり重要なキャラクターでしたっけ…
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by primno_abyssalis | 2006-09-25 00:03

ラトル&ベルリン・フィル「復活」

ベルリン・フィルの演奏は6月にヴァルトビューネで聴きましたが、やはり本拠地のホールで、シェフの棒で聴いてみたいというのが人情というもの。そこで土曜日にベルリンのフィルハーモニーでの定期演奏会に行きました。ブレーマーハーフェンから3時間40分ほど。函館~札幌間の感覚でしょうか。

この日のプログラムは芸術監督のサイモン・ラトルの指揮で、マーラーの交響曲第2番「復活」。演奏する方にとっては総力戦ですが、聴く方にとっても大一番。3日間ほど脂っこい食べ物を控えて、体調を万全に整えました。さあどこからでもかかってこい!

フィルハーモニーはサントリーホールとよく似ている(逆ですね、サントリーがフィルハーモニーに似ている)ので、初めて来たのになんだかしっくりときます。弦の配置は向かって左から第1バイオリン、ビオラ、チェロ、第2バイオリンと少し変わっています。この日のコンサートマスターは安永徹さん。ビオラの首席も清水直子さんでしたので、日本人としてはうれしいところです。

私の乏しい文章力でこの感動はとうてい表わせませんが、あえて言わせて頂くなら…この人たちは本当に我々と同じ地球に生まれた人たちなのでしょうか?全く信じられません。人間の力でこんな響きが出せるとは。そしてその響きを作り出すラトルの想像力たるや、我々の常識をはるかに超えているのでしょう。

共演のオランダ放送合唱団も実に素晴らしい。60人ほどの、マーラーを演奏するには少ないか?と思える人数でしたが、ところがどっこい、オケがffで鳴らしているのに埋もれることもなくはっきりと聴こえてきます。アルト独唱のマグダレーナ・コージェナさんの表現力もキラリと光っていました。(ちなみに、かなりきれいな方です)

そして5楽章の最後の音が響き終わると、かなり長い静寂がおとずれました。ラトルはもちろん演奏者は全員構えたまま微動だにしません(ホルンもベルアップのまま。腕つりそう…)。その間、15秒ほどあったでしょうか。場内の空気が融け出したころに、大喝采が起こりました。こんな体験は初めてです。あの15秒間の静寂の中で、演奏者はもちろん、聴衆も含めて場内すべての人の心が一つになったのではないでしょうか?聴衆の方々はこう思ったはずです。我々もあの演奏に参加したのだと。

このような演奏に触れられることはそうないでしょう。本当に貴重な体験でした。
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by primno_abyssalis | 2006-09-19 00:30

ハンナ・チャン&ブレーメン・フィル

いまブレーメンはMusicfestの最中で、かなり魅力的なプログラムが満載です。その中でも、ハンナ・チャンがブレーメン・フィルをバックにドヴォルザークのチェロ協奏曲を弾くというので、これは見なければ!じゃなかった、聴かなければ!

ハンナ・チャンといえばちょうど私が大学前半くらいの時に「天才美少女あらわる!」と話題になりましたっけ。プロフィールを見ると1982年生まれというので、もう24歳になるのですね。道理で私もトシをとるはずです…。

この日の指揮はネーメ・ヤルヴィのご子息のクリスチャン・ヤルヴィ。1曲目はErkinという人が書いたKöcekceという曲(何だそれは?)。バリバリの現代曲と思いきや、東欧民謡風のノリのいい曲で、かなり楽しめました。指揮のクリスチャンさん、振り終わると同時に客席に振り向いて、「今のどうだ!?」ってな感じでポーズをとるので、お客さんたちの爆笑を誘っていました。

2曲目はさあいよいよお待ちかねのハンナ・チャンの登場。うわー、すっかり大人になってる。この人、ロストロポーヴィチのお弟子さんのようですが、首根っこつかまれて聴かされる演奏(ロストロポーヴィチはどうも苦手です…)では決してなく、キレがあってハツラツとしています。それでいてかなり引き込まれます。うーん素晴らしい…。

3楽章の序奏が終わって、さあ弾き始めようと弓を振り下ろした瞬間、
ばちん!
あっ!
切れた!
演奏が止まって会場はざわざわしましたが、客席に向かって「弦が切れました!」と一言。そして客席は大喝采。事故さえ味方につけてしまうとは、やはり天才ですね。弦を張りなおして、仕切りなおしの3楽章もかなりのハイテンションで、お客さんも大満足。ますますファンになってしまいました。

さてラストはショスタコヴィッチの交響曲第6番。この曲、どうしようもない絶望感で始まるのですが、楽章が進むにつれてかなりコミカルになってきます。終楽章はクリスチャンさんの例の振り向きざまの「さあどうだ!?」で終わって、拍手よりも先に大爆笑が起こるという、実に愉快な演奏でした。ショスタコヴィッチで笑いを取るなんて、なかなか出来ませんよね?この指揮者、かなり気になる…。

ちなみにこの日の演奏会場のGlockeは、あのカラヤンも絶賛したという響きのよさで知られています。中身はいたってシンプルなシューボックス型。客席がなかったら体育館か?と思うくらいシンプルです。どこにあの響きのよさが隠されているのか不思議です。
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by primno_abyssalis | 2006-09-16 01:21

また夏?

8月下旬からすっかり肌寒くなって、今はもう秋…と思いきや、今週はかなり気温が上がって、今日の最高気温は27℃でした。研究所の前は芝生の広場になっていて、夏の間は水着で日光浴をしている人がいたのですが、最近はすっかり見かけなくなりました。ところが今日はかなりたくさんの人が水着で寝そべっていました。皆さん、夏が名残惜しいのですねえ。

f0050685_0392985.jpg昨日チェロのレッスンを受けにブレーメンの先生宅へおじゃましたら、リンゴをたくさん貰いました。お庭で採れたそうです。日本のリンゴと比べたらかなり小ぶりで、5口くらいで食べられそうです。
そして今日研究所に行ったら、教授さんも自宅で採れたというリンゴを持ってきていました。そういえば庭付きの家にはたいていリンゴの木があったような…。これからは「芸術の秋」に加えて「食欲の秋」ですね。
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by primno_abyssalis | 2006-09-14 00:40

北ドイツ放送響「ブルックナー5番」

夏は終わってしまいましたが、これからは「芸術の秋」ですね。今まで夏休みだったオペラやオーケストラの新シーズンがぼちぼち始まっています。昨日の日曜日は北ドイツ放送(NDR)交響楽団のシーズン開幕公演を聴きにハンブルクまで行きました。

音楽監督のドホナーニの指揮で、演目はシェーンベルクの「室内交響曲」とブルックナーの「交響曲第5番」。特にブルックナーはこのオケの十八番とも言えるので、これを聴き逃す手はないでしょう。

日曜は朝7時にブレーマーハーフェンのお家を出て汽車に乗ったのですが、なんと工事中とかで途中のブクステフーデという街(村?)で降ろされてしまいました。次の汽車を待つしかないのですが、どうやらハンブルク到着がギリギリになりそう。1曲目は諦めるか…

しかし待てど暮らせど次の汽車が来ません。これではブルックナーにも間に合わないかも!仕方がないので2つ先の駅までタクシーに乗りました(ここまで行けば近郊電車があるのです)。25ユーロの思わぬ出費は痛い…

しかし余分な出費も全く惜しくない程にすばらしい演奏でした。NDRのブルックナーといえば、ギュンター・ヴァントとの演奏があまりに有名ですよね。この日の演奏は、余分な装飾を取り払って透明感のある響きを引き出しているヴァントの演奏とは雰囲気がちょっと違っていて、濃厚で重量感のある響きが印象的でした。特にこのホールはオケの響きがダイレクトに客席に届くので、1時間15分の演奏時間も忘れるほどに圧倒されっぱなしでした。

もちろんお客さんたちも大満足。NDR響の演奏会は5回目ですが、今日は初めてのスタンディングオベーションでした。シーズン開幕にふさわしい演奏会だったのではないでしょうか。
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by primno_abyssalis | 2006-09-12 02:00

「なんちゃって寿司」再び

ハイジが1ヶ月の滞在を終えて帰国するというので、昨晩ゲストハウスでお別れパーティーが開かれました。参加者はかなり多くて15人くらい。1ヶ月間でこんなに友達ができるとは、さすが陽気なオージーだけのことはありますね。

こっちのパーティーは「一品持ち寄り」というのが基本のようです。で、ワタシは前回の成功に味をシめて、再び「なんちゃって寿司」を作ってみました。前回はミカさんがエビを提供してくれたのですが、今回はネタに乏しく、イクラ、スモークサーモン、ニシンの酢漬けのみでした。

でもこれが意外なほどに大ウケで、米4合分作った寿司があっという間になくなってしまいました。あれほど即席で作った「なんちゃって寿司」がこんなに喜んでもらえるとは感激です。

寿司を食べたついでに「日本の歌も聴きたい」というので、コンポにiPodを繋いで「井上陽水」を流してみたら、これもまた大ウケでした。
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by primno_abyssalis | 2006-09-09 00:46

夏も終わり…

日本ではきっと残暑が厳しいことと思いますが、こちらでは夏はすっかり終わってしまいました。ここ10日間くらいは雨ばかり降っていて、気温は15℃くらいしかありません。街中ではマフラーをして歩いている人もいるくらいです。

そして今日も朝から曇り空。今にも雨が降りそうです。ああ、あの楽しかった夏はどこへ行ったのやら…

夏が終わってしまって、次の楽しみはクリスマスまで待たなければいけないそうです。聞いた話によると、9月くらいからスーパーマーケットではクリスマスグッズを売り出すそうです。そういえば3日ほど前TVを点けたら、ワムの「ラストクリスマス」が流れてました。ドイツ人、気が早いですね…。
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by primno_abyssalis | 2006-09-01 01:33