<   2006年 07月 ( 12 )   > この月の画像一覧

港祭り

日本では今頃からあちこちで花火大会や夏祭りで賑やかになることと思いますが、こちらも負けてはいません。ブレーマーハーフェンがおそらく1年で一番盛り上がる港祭り "Festwoche" が開かれています。今日の午後、ダニエル、アーニャの3人で行ってみました。

f0050685_2321917.jpgもっとも、今年はワールドカップがありましたから「今年2回目のお祭り」ですけどね。ヨーロッパ中からさまざまな種類の船がやってきて、露店もいろいろあって、かなりの賑わいです。こんなかわいらしい帆船も集まってきました。


f0050685_2375927.jpg帆船のようなヒストリカルな船だけでなく、いわゆるハイテク船も公開されています。これは研究所で2番目に大きい「Heincke号」。主に生物調査に使われるようです。ワタシのやってる仕事とまともにかぶるので、結構見入ってしまいました。


f0050685_2412053.jpg船内の研究室ではスタッフの方々が漁獲物の説明をしていました。皆さん、熱心に聴き入っています。エビ、カジカ、カレイの仲間が多かったです。


f0050685_2461639.jpg移動遊園地も来ていたので、観覧車に乗ってみました。日本だとゆっくりと1周、というのが普通ですが、こちらの観覧車はかなり速く何回もぐるぐる回ります。遊園地の回り物が嫌いな人は無理かも...


f0050685_2503666.jpgお祭りの楽しみといえばやっぱり露店ですねー。日本だと綿菓子、あんず飴、バナナチョコなど子供向けが多いですが、こちらはビール、ソーセージ、シーフード、ドネルケバブと、大人向けの店が多いのがうれしいですね。


「港祭り」といえば私が7年半住んだ函館の港祭りを思い出しますねー。「イカ踊り」なる奇妙な踊りもありましたっけ。もうすぐかの地も港祭りのシーズンなのではないでしょうか?
[PR]
by primno_abyssalis | 2006-07-30 02:56

さよならトーベン

ルームメイトのトーベンがディプロマ(修士課程)を修了してブレーマーハーフェンを離れることになりました。

途中私が日本に帰ったりしていましたが、それを含めると5ヶ月近く一緒に住んでいたことになります。なんだか急に寂しくなってしまいます。

彼はかなりアクティブで、世界中のあらゆる辺境の地を旅して回ったそうです。南米のパタゴニアを半年かけて自転車旅行、ロシアの川をカヌーで下ったり、グリーンランドやアラスカやスバールバル諸島の氷原をソリを引いての徒歩旅行、などなど、毎晩のように写真を見せてもらったり旅行中のエピソードなどを聞かせてもらいました。特に極地を旅するのが大好きだそうです。

彼の「寒いもの好き」は徹底していて、研究テーマに氷の物理学を選んだだけでなく、ガールフレンドはフィンランド人。しかも元彼女はノルウェー人。うーんそんなにまで...

ディプロマ修了後も研究を続けるべく、いくつかの研究所に博士課程受け入れの申請を出していて、いまはとりあえずハノーファーの実家で返事待ちだそうです。第1希望はもちろん寒いところで、スバールバル諸島のスピッツベルゲンにある研究所。1年のうち4ヶ月間は太陽が昇らないそうです。でも「おいらにとっちゃパラダイスだよ」。

この前帰国したときに知床の写真集をおみやげに持っていったのですが、かなり気に入ってくれたみたいで、2年後くらいには日本に行きたい、って言ってました。「スピッツベルゲンにも絶対来いよ!」って言われたけど、ちょっと寒すぎるような...
[PR]
by primno_abyssalis | 2006-07-28 22:58

大富豪

先週から私たちのアパートメントには新ルームメイトのダニエル君(ドイツ人)が来ています。昨晩はその友人ので階上に住むアーニャ(ドイツ人)と隣室のウメシュ(インド人)が遊びに来て、それじゃあここいらでトランプでもしようか?ということになりました。

さて何のゲームにしようか?トーベン君が「こんなゲーム知ってるか?まずカードを全員で等分する。ダイヤの2を持っている人から場にカードを出していって、時計回りにこれよりも大きな数を出していく。前の人が2枚、3枚と出したら同じ数だけ出さなきゃならない。一番早く手持ちのカードを無くした人が勝ち。どうだ?簡単だろ?」

ええっ!そのゲーム日本でもメジャーだよ。日本じゃ「大富豪」とか「大貧民」とかいうんだけどね。「おー、ドイツでも同じ意味だよ。オッケー、それじゃあやってみよう」というわけで3カ国対抗大富豪のスタート!

大富豪といえば基本ルールの他にも「8切り」とか「11バック」とか色々と地方ルールがありますよね?私が通っていた大学は全国から学生が集まっていたので、ゲーム前に「統一ルール」の確認が必要でした。ドイツは地方分権が進んでいるから地方ルールもたくさんあるのでは?と思いきや、基本ルールのみで、日本と大きく違うのは、(1)2が一番弱くてAが強い、(2)連番では出せない、(3)ジョーカーを含めない、の3点。ずいぶんシンプルなルールです。

それじゃあ面白くないなー。よおし、こんなのはどう?同じ数字を4枚出すと「革命」って言って、数字の強さが逆になるんだけど。「うおーそいつは面白い!」というわけで「革命」もルールに加えることに。

この日はカードを2組混ぜていたので、結果として革命が1ゲーム中に4-5回くらい起こってました。皆さん革命ルールを結構気に入ってくれたようで、ことある度に「どうだー!革命!」「なにいー!革命返し!」とかなりリアクション大きかったです。ダニエル君はゲーム中意味もなく「レボリューション!」とかシャウトしてました。
[PR]
by primno_abyssalis | 2006-07-25 16:54

ユースに泊まろう

今回の小旅行ではリューベックとハンブルクでそれぞれ1泊したのですが、初めてユースホステルなるものに滞在しました。

貧乏旅行には心強い味方のユースホステルですが、集会に参加させられたり、フォークギターに合わせて歌わされたり、政治的思想を植えつけられたりするのでは?と今まで思っていまして、ちょっと敬遠していたのです。

でもそれは一昔前の日本での話のようですね。今回利用した2件のユースは個人旅行者からグループ旅行者、あと家族連れも多く滞在していました。部屋は6-8人部屋のドミトリーが一般的なようです。なんかやたらと馴れ馴れしく話しかけられたり、人生観を延々と語られたりするのでは?と思っていましたが、本を読んだり居眠りしたりと皆さん個人の時間を大切にしているようでした。あ、でもどこから来たとか、これからどこへ行くのか、とかそれくらいの話はもちろんしますよ。

特に自転車旅行者が目立ちました。同室になったおじさんは、オランダを出発して北海沿いに自転車を走らせてハンブルクまでたどり着いて、これからデンマーク、ノルウェーとさらに北海沿岸を走って、船に乗ってイギリスに渡るそうです。全行程1ヶ月の旅。すごい…。おとといブレーマーハーフェンにも滞在したと言っていたので、結構話し込んでしまいました。

シャワールームとかトイレもかなり清潔で、個人用のロッカーもあってセキュリティも万全だし、今まで使わなかったのがもったいないくらいです。というわけで旅にユースは断然お勧めですよ。HPから世界中のユースの予約ができます。

f0050685_1204870.jpg
これはハンブルクのユース。港を見下ろす丘の上にあって、雰囲気は最高です。ワールドカップ出場国の国旗がまだ飾ってありました。期間中はさぞ盛り上がったことでしょうね。
[PR]
by primno_abyssalis | 2006-07-22 01:22

リューベックへ

千葉に住んでいたときのオーケストラ仲間、ファゴット吹きのくろちゃんがイタリアでの講習会のついでにドイツにも立ち寄るというので、よーしそれじゃあ、ということで北ドイツのリューベックの街に行くことにしました。

f0050685_216315.jpgリューベックというと、あまり聞いたことがないなー、と思われる方も多いでしょうが、ハンザ同盟の中心都市としてかつてはかなりの栄華を誇っていたそうです。古い町並みがよく残っていて、旧市街全体が世界遺産に登録されています。これは街のシンボル、ホルスタイン門…ですがなんと工事中!でもカバーにはちゃんと門の絵が描いてあります。


f0050685_2164221.jpg重厚だけどなんとなくかわいらしい感じもする市庁舎です。この隣にはかのバッハも聴き惚れたというオルガンを備えたマリエン教会があります。ドイツの古い街では、市庁舎と教会がペアになって立っている場合が多いです。


f0050685_217931.jpgこれがそのマリエン教会のオルガン。世界でも最大級だそうです。この日は幸いにもミニコンサートが開かれ、実際に音を聴くことができました。曲目はバッハの小フーガト短調とシューマン、レーガーの小品。バッハが酔いしれただけあって、素晴らしい音色です。


f0050685_2174834.jpgリューベックの旧市街は見どころがいくつもあって、ここですべてを紹介できないのが残念ですが、とっておきの景色を。運河沿いにある大聖堂です。水面に映った塔がきれいですね。


リューベックはツアーに組まれることもあまりなくて、しかもドイツの端っこなので行くにはちょっと(かなり?)不便ですが、やはりそれでも一見の価値は十分にあると思います。個人旅行でドイツ行きを考えていらっしゃる方はぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか?
[PR]
by primno_abyssalis | 2006-07-21 02:19

寿司パーティー

ルームメイトのトーベン君のディプロマ(日本でいう修士)修了記念ということで、念願の寿司パーティーを開くことにしました。

まず街外れにあるFischereihafenで食材を仕入れます。何とここでは生のマグロが手に入るのです。地中海あたりで水揚げされるらしいです。お値段は100gで1.7ユーロ。結構良心的です。

f0050685_16565480.jpg4時くらいに仕事仲間のミカさんがやってきて、2人で準備を始めました。私が握り、ミカさんが稲荷、茶巾、巻き担当だったのですが、トーベン君が「おいらも作りたい!」って言うんで、巻きを手伝ってもらいました。初めてとは思えないくらい上手です。もうトーベン君大興奮!


f0050685_16571984.jpg握りのネタはまぐろ、茹でエビ、甘エビ。巻きはパプリカ、きゅうり、チーズ、ツナを使いました。軍艦巻きはイクラとツナとコーン缶。ドイツで手に入る食材で結構見栄えのいい寿司ができるもんですね。あと、アボガドを半分に切って、上にツナとエビとイクラを乗せてみました。うーんおいしそう。


f0050685_16573445.jpg7時過ぎに仕事仲間のヴォルフガング夫妻とクリスティーナがやってきて、パーティーの開始です。初っ端から皆さん大喜び。がんばって作った甲斐がありました。盛り上がってきたところで、じゃーん、納豆の登場です。前日にブレーメンのアジアショップで仕入れました。最初にクリスティーナがトライしましたが...ご覧のとおりの表情。納豆だけはダメでした。


実際の味と見栄えはコンビニ寿司にも及ばないくらいだったのですが、こんなに喜んでもらえるとは感激です。これからは機会がある毎に「なんちゃって寿司」を作ってみようと思います。
[PR]
by primno_abyssalis | 2006-07-17 17:02

退院

チェロの修理が終わりましたとオサムさんから連絡があったので、ブレーメンの工房へ行ってきました。

さてどんな風になっているのかなー、と期待していたところ...えっ!これって本当に僕の楽器ですか?ニスも塗りなおして、細かいキズも目立たなくしてあって、見栄えもかなり良くなりました。

で、実際に弾いてみると...えっ!これって本当の本当に僕の楽器ですか?まるで別の楽器に生まれ変わったようです。まさか自分の楽器がこんなに鳴るようになるとは、信じられません。オサムさん、ひょっとして魔法使い?

私の楽器はそんなにいい値段はしなかったのですが、やっぱり腕のいい職人さんがきちんとメンテナンスをすることで、値段以上の音が出るようになるんですね。本当に素晴らしい職人さんに出会うことができました。ありがとうございます!

...でも、日本に帰ったら誰に面倒見てもらえばいいのでしょうか?
[PR]
by primno_abyssalis | 2006-07-15 21:44

ニシンの酢漬け

研究所の食堂では毎週金曜日は魚の日らしいです。今日は「ニシンの酢漬け」。ニシンなら大丈夫でしょう...

北ドイツに限らずヨーロッパの北部ではかなりニシンが出回っています。酢漬けにしてあるのが一般的ですが、食感はかなりレアに近いです。スーパーマーケットでも普通に手に入ります。

で、それをどんな風にして食べるのかと言うと、今日食堂ではマッシュポテトを付け合せに、ヨーグルトとフルーツを乗せて出していました。えーっ、ニシンにヨーグルト?しかもフルーツ?なんか不味そうだなー、って最初は思っていたんですけど、ニシンの塩っ気がヨーグルトの甘さで中和されて、それほどゲテモノという感じはしませんでした。皆さんも試してみては?

f0050685_20322211.jpg
海つながりで船の写真を。ブレーマーハーフェンにはかなりの頻度で帆船が寄港します。世界中の帆船が集まるお祭りが5年に一度あって、次は2010年だそうです。あと4年もある...
[PR]
by primno_abyssalis | 2006-07-14 20:33

後の祭り、じゃなかった祭りの後

1ヶ月間の熱狂が終わって、こちらはいつものイナカの港町に戻りました。買い物通りにはワールドカップ参加国の国旗がまたくくりつけてあって、余計に哀愁を誘います。しかも今週は結構涼しいし。なんだかこのまま夏が終わりそうです。

f0050685_221202.jpgで、隠していた訳ではないのですが、先週末は誕生日でした。マキさん宅で皆さんがパーティーを開いてくださいました。シンヤ君の奥さんのキョウコさんの手作り料理と、マキさんが作ったケーキ、あとマキさんのバレエ仲間のベス(ボストン出身)がクッキーを焼いてくれました。プレゼントにはこんなステキなビア樽をもらいました。飲むの大変そう…

ちょうどドイツvsポルトガルの3位決定戦を観戦しながらのパーティーでした。スペイン出身のラファエル君も来ていたので、みんなでポルトガルを応援です。前半は互角でしたが、後半に立て続けに得点されちゃいましたね。

私が先月こちらに戻ったときは、本当に明日からワールドカップが始まるのか?と思うくらい盛り上がりに欠けてましたが、いざフタを開けてみると街をあげての熱狂でした。例えば、3月にWBCで日本が優勝したときに、例えばここと同規模の北の寂しい港町、たとえば○蘭とか釧×の住民が車のクラクション鳴らして乱痴気騒ぎ、なんてことにはなりませんでしたよね?やはり国民性の違いですね。

そしてこの日の試合後は今までで一番ひどかったのではないでしょうか。道はもう大渋滞。騒ぎは夜通し続いたそうです。
[PR]
by primno_abyssalis | 2006-07-13 02:23

入院

...と言っても楽器の話です。

先週レッスンに行ったときに先生に「楽器の状態あまりよくないみたいだから、調整に出したほうがいいよ。誰か知り合いで職人はいるか?」と言われました。あ、いますよ。ブレーメンに。しかも日本人で。

ドイツに着いてから結構すぐに市立劇場の皆さんから、ブレーメンに住むバイオリン職人のオサムさんを紹介してもらったのです。早速連絡を取って、金曜日にブレーメンにある工房にお邪魔しました。

98年の1月に今のチェロを買ってから、実は一度も調整に出してなかったのです。いや、実際は駒が少し高いから削ってもらおうと、この楽器を買った千代田区にある「S」という楽器屋に持って行ったことがあるのですが、いきなり「ちゃんとした先生に指摘されましたか?」とぶっきらぼうな態度をとられ、ずこずこと帰って来てしまいました。なんだか「シロウトは来るなよな」と言われてるみたいで、それ以来楽器屋というのはどうも苦手な存在になってしまいました。

しかし!ブレーメンのオサムさんは本当に親身になって相談に乗ってくださり、時間をかけてあちこち具合の悪い箇所を調べて下さいました。

で、結果、(1)指板が反ってしまっている。(2)駒の位置が正確でない(そもそもあまいい素材ではない)。(3)魂柱の位置も悪い(やっぱり素材もあまり良くない)。全て直すと結構な値段になってしまうのですが、せっかくの機会ですのできれいに直して頂くことにしました。

ついでに仕事場も見せていただきました。作業台の上にやたらと古いバイオリンが分解されて置いてありました。「これはグァルネリといって300年くらい前の楽器で...」えーっ!グァルネリってあのグァルネリですか!?まさかこんなところでお目にかかれるとは。しかもこんなあられもない姿で。なんだか「アイドルお宝画像」を発見したような(例えが悪いですね...)

来週には修理が完了するとのことで、どれほど良くなって帰ってくるのか今から楽しみです。月曜日にはブレーメンの寿司屋さんに行くのでこっちも楽しみ。

ちなみにこれは夕方のブレーメン。左が市庁舎、右がペトリ教会です
f0050685_020069.jpg

[PR]
by primno_abyssalis | 2006-07-09 00:23