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ハンブルク州立歌劇場「サロメ」&ドキドキの帰国

ただいま帰国しました。来週から北海道でサンプリングの予定です。
帰国前日はハンブルクに1泊しました。ちょうどいい機会なので、出発前夜はハンブルク州立歌劇場でオペラを観ることにしました。

f0050685_1356427.jpgここはかなりアヴァンギャルドな演出をすることで知られていて、オペラ「劇場」ではなく「実験場」だ、と良くも悪くも言われているそうです。外観はこんな感じ。「えっ、これがオペラハウス?」と拍子抜けするくらいシンプルです。普通のオフィスビルみたいに見えます。

この日の演目はリヒャルト・シュトラウスの「サロメ」。指揮は今シーズンから音楽監督に就任したシモーネ・ヤング。女性がオペラハウスのシェフに就くのは初めてのことだそうです。かなり期待できそうですね。

まずとにかくオーケストラの演奏の緻密さには驚きました。ピットの中は演奏ではどうしても荒さが目立つんだけど、これほどまでに均整がとれて透明感のあるシュトラウスを聴かせるとは。実によくオーケストラをコントロールしているように感じました。

「サロメ」というと「魔性の女」というイメージからか、ドラマティックなソプラノが演じることが多いらしいのですが、今回のサロメは天真爛漫さの延長でヒゲ面男の首を欲しがってしまうような「小悪魔」的な印象でした。声も明るくてやや軽めで、これがオケの精緻な演奏とピッタリ合っていました。

f0050685_1358648.jpgカーテンコールでもヤングさんが一番ブラボーもらっていたかな?客席からは沢山の花束が投げ込まれていました。ハンブルクの観衆のココロをぐっとつかんだようですね。今シーズンの演目がますます楽しみです。


さて帰国当日、ハンブルクの空港でチェックインしようとしたところ、なんとコペンハーゲン行きの便が欠航に!帰国できないかも…しかし係のお兄さんに「いますぐにミュンヘンまで行けば、そこから東京行きのルフトハンザに乗れるかもしれないよ」と言われ、急遽予定を変更してミュンヘンに向かいました。いつか南ドイツにも行きたいと思っていたのですが、こんな形で実現するとは…

f0050685_1401284.jpgミュンヘンはご覧の通りの大雪。この冬南ドイツでは大雪の被害がかなり出ているそうです。世界的な大寒波なのでしょうか…?
ここフランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港はかなりゆったりとして広々とした作りで、あの殺風景でゴミゴミしたフランクフルト空港と違って、かなり居心地のいいところでした。今度はこっちを使ってみようかな。

東京行きの便にもギリギリ間に合って、無事帰国することができました。なんだかどっと疲れが出てきたような…次はこんなことがありませんように。

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by primno_abyssalis | 2006-03-04 14:02

抜き打ち検査

ドイツではバス、地下鉄、鉄道といった公共交通機関に乗る時に、いわゆる「改札」がありません。ではどうするのか、というと、券売機(または窓口)で切符を買った後、駅のプラットホームとか停留所に行ってそのまま乗り込むわけです。

郊外へ向かう長距離列車などは車掌さんが車内検札をしていますが、都市部の地下鉄とか市電ではありません。ということは無賃乗車もやろうと思えば可能なのですが、そこに大きな落とし穴。たまーに抜き打ち検査をやっているのです。無賃乗車がバレると、結構な額の罰金(6000円位らしい)を徴収されるそうです。

こちらに来てから1ヶ月以上経ちましたが、ブレーマーハーフェンのバスの中で1回、そして今週の月曜日にブレーメンの市電の中で1回、この「抜き打ち検査」に遭遇しました。私は切符を持っていたので大丈夫でしたが、ブレーメンの市電ではバレた人がいたらしく、あえなく御用となっていました…

マジメに正規料金を払って乗るか、危険を覚悟で無賃乗車するか、その選択を利用者にゆだねているあたり、「自己責任の国、ドイツ」だなという気がします。ワタシなどは気が小さいからやはり無難な方を選んでますが…。

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2月中旬から下旬にかけては暖かい日が続いていたのですが、ここのところ「寒の戻り」なのでしょうか、雪の日が多いです。ゲストハウスの裏庭も雪化粧です。
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by primno_abyssalis | 2006-03-02 00:24