1
ただいま帰国しました。来週から北海道でサンプリングの予定です。
帰国前日はハンブルクに1泊しました。ちょうどいい機会なので、出発前夜はハンブルク州立歌劇場でオペラを観ることにしました。 ![]() この日の演目はリヒャルト・シュトラウスの「サロメ」。指揮は今シーズンから音楽監督に就任したシモーネ・ヤング。女性がオペラハウスのシェフに就くのは初めてのことだそうです。かなり期待できそうですね。 まずとにかくオーケストラの演奏の緻密さには驚きました。ピットの中は演奏ではどうしても荒さが目立つんだけど、これほどまでに均整がとれて透明感のあるシュトラウスを聴かせるとは。実によくオーケストラをコントロールしているように感じました。 「サロメ」というと「魔性の女」というイメージからか、ドラマティックなソプラノが演じることが多いらしいのですが、今回のサロメは天真爛漫さの延長でヒゲ面男の首を欲しがってしまうような「小悪魔」的な印象でした。声も明るくてやや軽めで、これがオケの精緻な演奏とピッタリ合っていました。 ![]() さて帰国当日、ハンブルクの空港でチェックインしようとしたところ、なんとコペンハーゲン行きの便が欠航に!帰国できないかも…しかし係のお兄さんに「いますぐにミュンヘンまで行けば、そこから東京行きのルフトハンザに乗れるかもしれないよ」と言われ、急遽予定を変更してミュンヘンに向かいました。いつか南ドイツにも行きたいと思っていたのですが、こんな形で実現するとは… ![]() ここフランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港はかなりゆったりとして広々とした作りで、あの殺風景でゴミゴミしたフランクフルト空港と違って、かなり居心地のいいところでした。今度はこっちを使ってみようかな。 東京行きの便にもギリギリ間に合って、無事帰国することができました。なんだかどっと疲れが出てきたような…次はこんなことがありませんように。 ▲
by primno_abyssalis
| 2006-03-04 14:02
ドイツではバス、地下鉄、鉄道といった公共交通機関に乗る時に、いわゆる「改札」がありません。ではどうするのか、というと、券売機(または窓口)で切符を買った後、駅のプラットホームとか停留所に行ってそのまま乗り込むわけです。
郊外へ向かう長距離列車などは車掌さんが車内検札をしていますが、都市部の地下鉄とか市電ではありません。ということは無賃乗車もやろうと思えば可能なのですが、そこに大きな落とし穴。たまーに抜き打ち検査をやっているのです。無賃乗車がバレると、結構な額の罰金(6000円位らしい)を徴収されるそうです。 こちらに来てから1ヶ月以上経ちましたが、ブレーマーハーフェンのバスの中で1回、そして今週の月曜日にブレーメンの市電の中で1回、この「抜き打ち検査」に遭遇しました。私は切符を持っていたので大丈夫でしたが、ブレーメンの市電ではバレた人がいたらしく、あえなく御用となっていました… マジメに正規料金を払って乗るか、危険を覚悟で無賃乗車するか、その選択を利用者にゆだねているあたり、「自己責任の国、ドイツ」だなという気がします。ワタシなどは気が小さいからやはり無難な方を選んでますが…。 ![]() ▲
by primno_abyssalis
| 2006-03-02 00:24
1 |
|
ファン申請 |
||