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北ドイツの復活祭

土曜日と日曜日には友人夫妻を訪ねて、ブレーメンとハノーファーの中間にあるHoyaという街に行きました。奥さんは日本人で、私とは大学時代のオーケストラ仲間です。3年前にドイツ人の旦那さんと結婚して、1歳10ヶ月になる男の子(なお君)がいます。いまは家族でハイデルベルクにお住いなのですが、復活祭ということで旦那さんの実家に一家そろって里帰り中でした。

Hoyaという街は、研究所のドイツ人に聞いても「うーん知らないなー」と言われるくらいの、すごく小さな街です。日本でいえば道東の弟子屈とか別海みたいな、原野の中にある街です。でもヴェーザー川が近くを流れているので、ブレーマーハーフェン市民である私はなんだか親しみを感じます。

北ドイツの復活祭_f0050685_0213517.jpg夕ごはんを頂いて、なお君を寝かしつけたあとに、旦那さんの友人たちと一緒に"Osterfeuer"に出かけました。これはだだっ広い牧草地のような所で火を焚くという行事。どんど焼のようなものでしょうか。

火を焚いてお守りとかお飾りを焼くのか、というと、何をするでもなく、火の周りで久しぶりに会った故郷の友人たちとビール片手に世間話などをしているようです。テントの下ではロックバンドが演奏していて、結構賑やかです。私たちは12時半くらいに引き上げましたが、まだまだ終わらない気配でした。

北ドイツの復活祭_f0050685_022090.jpgさて一夜明けて復活の日曜日、朝ご飯には噂の「イースターエッグ」を頂きました。写真の右上にあるイースターエッグ用の食紅で色を付けるそうです。半熟でなかなかおいしいです。あ、中身には色はついていませんよ。


北ドイツの復活祭_f0050685_02222100.jpg旦那さんが庭に隠したプレゼントを、なお君が探し当てたところです。ウサギの形をしたチョコレートでした。でもなお君あまり興味なさそう...。いつもお家ではお母さんが日本語で話しかけているので、かなりの日本語を覚えるようになりました。乗り物が大好きなようで、空を指さして「ひこうきー!」と叫んでいました。


北ドイツの復活祭_f0050685_0225534.jpgその後お兄さん夫婦一家がやって来たので、甥っ子たちにイースターのプレゼントを渡しました。隣の家でも子供たちが庭を探し回っています。「庭にプレゼントを隠して子供に探させる」というのが一般的なプレゼントの渡し方のようですね。

普通ではなかなか体験することのできない家庭でのイースターを満喫することができました。Volker、Ryokoさん、ありがとう!
by primno_abyssalis | 2006-04-18 00:34
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